new_value

Blog

SpaceXに行ってみて思ったこと

    Swagスタートアップ
韓 景旭

【SpaceX行ってきたメモ】
お仕事関連でSpaceXを訪問、ファクトリーツアーに参加するとい実績を解除したのでそのメモ。
ファクトリーツアーの中身はYouTubeなんかにもたくさん落ちてるのでそれを観ていただければ十分ということで工場の中身については特に言及しません。
(私が行ったのはここに出てくるロサンゼルスのファクトリー https://www.youtube.com/watch?v=1SjevZQ_WF8

①工場をオープンにすることの意味

そもそも工場を社外の人に見せることはそこそこの勇気の必要な行為のハズで、日本の工場にありがちなスマホのカメラに写真を貼る、といったことはせず、撮らないでねとだけ言われる(いや撮らないけどさ)といったゆるさはアメリカぽいなと思った。
一方で、製造プロセスそれ自体がもつ圧倒的な力強さや、工場のど真ん中に掲げてあった星条旗のメッセージ性は強く、「国威掲揚」の4文字が浮かんだりはした。
「俺等は2週に1回、ロケットを打ち上げてNASAからも委託されてるんだぞ、世界最強だぞ」という無限の圧迫感はおそらく、協力会社にとっては”Make America Great Again”が持つ甘美な響きに近いものを与えるだろうし、私のような国外のものには”こいつらには勝てない”と思わしめる暴力性を持っていた。

②ファクトリーツアーの非属人化

これが一番伝えたかった点ではあるけど、今回案内してくれた方はお仕事のカウンターパートの担当であり、特にツアー担当などではなかったが、彼女はスマホを片手に(おそらく手順が書かれているだろう)画面を観ながらいろんな数字を説明してくれていて、誰でもファクトリーツアーというものをできるようにしているように見えてとても参考になった。
会社のことをメンバー全員誰もが説明できるようにしよう、というその意識が大事。
また、平日の就業後には従業員の家族をツアーに呼んだりするらしく、それもまた会社へのロイヤリティを高める一つの施策なんだろうなと。
その意味で全員が説明できるのはいいなと思った。

③コンテンツ化の可能性とブランド向上

昔の高度経済成長期の日本も同様にたくさん海外からの視察を受け入れたんだろうけれど、いまの日本はどうなんだろう。そもそも日本の工場を視察したいニーズってまだまだあるのだろうか。
クロノゲートの物流センターやANAの整備工場見学、チキンラーメンファクトリー(今度行く予定)なんかはものづくり企業ら物理層勢の可能性をみせてくれる典型例だとは思う。
ただ、やはりSpaceXは最先端や夢を見せるってところが領域として突出はしている。Softwareの会社がFamily Dayでオフィスに呼ぶのとは比較にならないなにかがある。

そんな意味でも「モノで企業の思いを伝え、ファンを作る」といううちのサービスはまだまだ意味があるんだろうというのは少し思ったけど、まだまだ課題は多いな。
Notionの本社にも行って来たので、その話はまたおいおい。